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Top > 軍事 , 科学技術 > 第二次世界大戦中のドイツはすごかった
先日、名古屋空港でF-2支援戦闘機が墜落するという事故がありました。
アメリカ空軍のF-16をベースに改良を加え、飛躍的に能力を向上させたF-2は、言葉は悪いですが"アメリカにレイプされて生まれた戦闘機"とも言われています。
価格は1機で約120億円と超高価で、高すぎるのが災いして当初予定されていた配備数から大きく削減されています。
現在世界中で配備されている戦闘機や攻撃機は大半がジェット機ですが、ジェット機が運用され始めたのはいつなのかちょっと気になって調べました。
私の認識ではジェット機が開発されたのは朝鮮戦争期だと思っていたのですが、実は第二次世界大戦前には各国がジェット機を開発し始めていたそうです。
世界で初めて実用化されたジェット機は、イギリス空軍の戦闘機グロスター・ミーティアか、ドイツ空軍の戦闘機メッサーシュミットMe262シュヴァルベだそうです。
ミーティアはドイツ軍の巡航ミサイルの祖先とも言えるV1を撃墜するなど、第二次大戦期はささやかな活躍に終わっています。なお、ドイツ軍はV2という本格的な弾道ミサイルも大戦中に開発し、イギリスなどへ向けて発射していました。
一方ドイツ軍のMe262は何度も実戦投入され、連合軍のレシプロ機を圧倒しました。しかし時すでに遅く、圧倒的物量を誇る連合軍への有効な打撃は与えられませんでした。
ちなみにこのMe262や他に開発したジェット機の技術は日本にも提供され、日本海軍は一応終戦前に橘花(きっか)という試作ジェット機を造って1回だけ試験飛行も行っています。2回目の試験飛行で離陸に失敗して機体が損傷し、修理中に終戦を迎えました。
ジェット機を実戦に投入したドイツやイギリスに比べて、アメリカ陸軍もP-80シューティングスターというジェット戦闘機を保有していましたが、実戦に投入することは一度もありませんでした。
このように、ジェット機はすでに第二次世界大戦で各国で利用されたり、開発されたりしていたわけです。日本にもあったというのは驚きです。
ただ、ジェット戦闘機同士による空中戦が初めて行われたのは朝鮮戦争になります。第二次大戦期はあくまでジェット機の黎明期だったというわけですね。
ちなみに、ヘリコプターが実戦に投入されたのはベトナム戦争が最初だと思っていたのですが、何とヘリコプターも大戦中に使用されていたんだそうです。
初めてちゃんと飛べるヘリコプターを開発したのはドイツで、何と日本軍も持っていました。形は今のヘリコプターとはちょっと違いますが・・・。今のヘリコプターの原型とも言えるものを開発したのはアメリカで、これも大戦中に使用していたそうです。
他には、現在アメリカ空軍が運用しているステルス戦略爆撃機であるB-2の原型は、すでに大戦中のドイツ空軍が開発していたそうです。
ホルテンHo229という機体で、今のB-2に非常に似ています。残念ながら完成には至らなかったのですが、完成目前の機体も存在し、これはアメリカ軍に回収されることになりました。
もし完成していれば、単機で高々度を高速飛行し、ニューヨークを爆撃出来る可能性もあったそうです。また、開発段階の試作機でこの機体には若干のステルス性も備わっていることがわかったとか・・・。第二次大戦でステルスです。驚きですね。
アメリカ軍に回収されたHo229は博物館に展示されて冷遇されていましたが、やがて技術が発達し、今のB-2が完成しました。70年近く昔のドイツ軍の技術が、今のアメリカ軍でようやく花開いたわけです・・・。
また、ドイツ軍は大戦中に空対空有線誘導ミサイルの開発も行っていたと言いますし、時代を先取りしまくっていたということがよくわかりました。大戦中のドイツは本当にとんでもない国だったんですね。
Tags : 軍事 , 科学技術
Posted by r on 2007年11月02日 11:23 edit
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