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石器時代の生活を続けるセンティネル族

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彼女に教えてもらったのですが、どうやら現在も外部との接触を拒んで石器時代の生活をしている部族が存在するそうです。

インド洋の東端にあるアンダマン諸島を構成する島のひとつに北センティネル島(Googleマップ)という小さな島が存在し、そこで暮らす50~200人の部族がそれです。

我々文明人は彼らをセンティネル族と呼んでいますが、彼らの言語がわかる人間はセンティネル族以外におらず、彼らが自分たちのことをなんと呼んでいるかすらわかっていません。

我々と彼らは何度か接触していますが、いずれも友好的なものではありませんでした。

1980年代末から1990年始め、難破船から積荷などを引揚げるために武装した引揚げ業者が北センティネル島に上陸し、センティネル族と交戦して多くのセンティネル族を殺害しました。

また、同島の近海で伊勢エビの密漁を行っていた漁師2人が乗った船が島に流れ着き、センティネル族に殺害されました。

遺族から連絡を受けたインド沿岸警備隊がヘリで遺体の回収に向かいましたが、矢の雨で迎撃されたため、遺体の回収はとりあえず断念したとのこと。

一部ではセンティネル族が人肉食を行っていると言われていますが、漁師の遺体は浅瀬に埋葬されたことが確認されており、人肉食が行われている可能性は低いようです。

さらに、2004年12月に発生したスマトラ島沖地震によるインド洋大津波で近隣に大被害が発生した際、救援物資を満載したヘリが北センティネル島にも行きましたが、やはり矢の雨で迎撃されたので救援物資を投下して引揚げました。

救援ヘリを槍で威嚇するセンティネル族の男性
救援ヘリを槍で威嚇するセンティネル族の男性

もっとも、センティネル族は何らかの方法で津波の発生を事前に察知し、被害はほとんど無かったと推測されています。

武装した引揚げ業者が多数のセンティネル族を殺害した事件以前のことはわからないのですが、彼らはああいう事件があったせいで島外からやってくる存在を恐れ、拒絶し、攻撃してくるのではないでしょうか。

インド政府は北センティネル島の周囲5キロ以内を立入禁止区域にしていますが、武装した伊勢エビの密漁者も多いらしく、ニュースになっていないだけで他にもセンティネル族が殺害されたケースがあるのかも知れません。

21世紀になっても、未だに外部との接触がほとんどないまま石器時代の生活を続けている部族が存在するということに驚かされました。

Tags : 文化
Posted by r on 2007年05月28日 10:14 edit


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